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ONE PIECE 41 ワンピース 尾田 栄一郎-書評

2006年4月 8日 15:02

次でドラゴンボールにならぶコトになりますかね?ワンピース。
濃密なストーリーで、41巻ながら物語の中では 1年くらいしかたっていないんでは
ないでしょうか?
ちなみに登場人物がじつはほとんど10代なのですごいなあ とか
改めておもったり 笑
サンジは30歳くらいだろ 笑

さて、そんな41巻にて もろもろ途方もない事実が浮かんでくる。
(以下 ネタバレ含む)

ONE PIECE 巻41 (41)
ONE PIECE 巻41 (41)
posted with amazlet on 06.04.08
尾田 栄一郎
集英社 (2006/04/04)

オハラの魔女の意味が判明した今回の巻。
壮大な物語がすこしづつ全容を表してきたとも言える。

分断された2つの歴史と、それをひもとくこと自体が、
タブーとされた現代。

ほんとにワンピースっていうのは、
いろいろなものを見つめ直す、価値観そのものを疑おうとする
物語だな と思う。

今回のターゲットは、世界を支配する 正義 を疑う物語。
その世界の価値観の成り立ちの根幹を疑う。
風の谷のナウシカ的な物語で、善意に乗っ取った悪意的な展開も
予想できるし、一方で湾曲された歴史教育といったような予想もできる。
権力者が基盤とする物語そのものを否定するとなると、
下手したら天皇論あたりまで言及しかねない尾田栄一郎には、
ほんとにびっくりする。
そこまでを少年誌で、しかもわかりやすい形で、描くことがどれほど
難しいことかと思う。少年少女の注目を一身にあつめているということで
その責任を果たそうでもしているかのよう。

とにかく 鋼の錬金術師のアニメ版じゃないですが、
少年少女がはまる理由がまったくわからない 笑
難しすぎて理解できないんじゃないかと思う。
その他にもキャラの魅力だったら、物語展開のダイナミズムとかで
引きつけてるんだろうな と。

劇場版 鋼の錬金術師シャンバラを征く者 完全生産限定版 プレミアムDVD BOX
アニプレックス (2006/01/25)
おすすめ度の平均: 4.38
5 アルケミスト
5 感動の最終回の『その後』の物語。
5 劇場版鋼の錬金術師!!


大人は 純粋にその世界観だったり、テーマそのものに
惹かれる。二層化した物語がうまく調和してものすごいヒット作となってるんでしょうねえ。

さて、世界政府 を疑う理由となる物語が見え始めた41巻。
もともと 海賊に対し、その横暴な世界政府率いる正義陣営の横暴っぷりが
えがかれていたが、それはなんていうか単に敵だからあほにかいてた、
というか ルパン三世的な表現方法かと思っていた。

ルパン三世とか、キャッツアイで見ると、
敵である警察はアホで、官僚的というか、なんか読んでいると、
ルパンの方が正しい気がしてくる。
(まあもちろんポリシーの上に成立するスマートな主人公という設定があるからだが。)
で、敵の中にもポリシーを持った好敵手が現れたりする。

コビーのような若者が海軍に入りたい というエピソードが初期にあるように、
最初は現在のような展開まで考えていなかった可能性もある。

世界政府 いうなれば アメリカがこれからそうなるかもしれないけど
それ以前に それに敵対した国の歴史を消し去る という そういう物語に
展開しそう。

橋本治氏のいうところ、歴史っていうのは思想の上でまとめ上げられるものだから、
戦勝国の一方的な史観でまとめ上げられるのだが、その失われた国の出身者達と
現在の世界政府との戦い という 今までの海賊VS海軍というレベルから一段階あがってしまった。

Dの一族しかり、これから一体 どうなるのか 検討もつかない。
ほんとにもう 早く次の巻でないかな と思わざるえない。
ほんと おもしろいですね ワンピース。



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